「WordPressにログインしようとしたら、もうログアウトされていた…」
毎回パスワードを入れるのは面倒ですよね。
実は、WordPressの「ログイン状態が保持される期間」はデフォルトで 数日〜2週間程度 に設定されています。
この記事では、functions.phpに数行追加するだけでログイン状態を1年間維持する方法を紹介します。
目次
デフォルトのログイン保持期間
WordPressのログイン状態は「クッキー」という仕組みで管理されています。
有効期限は次の通りです。
- 通常ログイン:2日間
- 「ログイン状態を保存する」にチェック:14日間
つまり、2週間も経つと自動的にログアウトされてしまいます。
ログイン状態を1年間に延長するコード
以下のコードを 子テーマの functions.php
に貼り付けます。
/* ログイン状態の保持期間を1年間に設定 */
function keep_user_logged_in_for_a_year($expirein) {
return 31536000; // 60秒*60分*24時間*365日 = 1年
}
add_filter('auth_cookie_expiration', 'keep_user_logged_in_for_a_year');
これでログイン時に発行されるクッキーの有効期限が 1年間 に延長されます。
一度ログインすれば、しばらくログアウトされなくなります。
応用:好きな期間に変更する
1年間だけでなく、日数を自由に調整できます。
例)90日(約3か月)の場合:
function keep_user_logged_in_for_3months($expirein) {
return 60 * 60 * 24 * 90; // 90日
}
add_filter('auth_cookie_expiration', 'keep_user_logged_in_for_3months');
「30日」「180日」なども同じように書き換えるだけでOKです。
注意点(セキュリティ)
ログイン状態を長く維持できるのは便利ですが、セキュリティには注意が必要です。
- 他人にPCやスマホを触られたら、そのまま管理画面に入られてしまう
- 共用PCでは絶対に使わない
- 強力なパスワードや二段階認証(2FA)を併用する
特に 会員制サイト では、一般ユーザーのログイン期間も延長されてしまうため非推奨です。
あくまで「自分専用のWordPress運営用」に使うのがおすすめです。
まとめ
- WordPressはデフォルトで「2日」または「14日」でログアウトされる
functions.php
にコードを追記するだけで「1年間」ログイン状態を維持できる- 好きな日数に調整可能
- 自分専用のPC環境なら便利、ただしセキュリティには注意
毎回ログインする手間を省きたい方は、ぜひ試してみてください。
⚠️ 注意
このカスタマイズは便利ですが、環境によってはセキュリティリスクもあります。導入は自己責任でお願いします。